■ビタミン様物質とは
ビタミン様物質は、ビタミンに似た性質や機能を持つが、厳密にはビタミンではない化合物のことを指します。 これらの物質は、体内の代謝や生理機能に重要な役割を果たす栄養素であり、ビタミンと同様に健康維持に必要ですが、一部の条件下で体内で合成することが可能なため、ビタミンとは区別されています。
ビタミンB4: アデニン
ビタミンB8: エルガデニル酸(アデニル酸)
ビタミンB10: 葉酸はじめ各種ビタミンB群の混合物。ビタミンRともいった。
ビタミンB11: 葉酸類似化合物。ビタミンSともいった。
ビタミンB13: オロト酸
ビタミンB14: 葉酸またはリポ酸などの混合物。
ビタミンB15: パンガミン酸(ジメチルグリシンやトリメチルグリシンなどの誘導体)
ビタミンB16: ジメチルグリシン
ビタミンB17: アミグダリン
ビタミンBH : イノシトール
ビタミンBP : コリン
ビタミンBT : カルニチン
ビタミンBX : パラアミノ安息香酸(葉酸の部分構造、別名:PABA)
ビタミンF: リノール酸などの必須脂肪酸
ビタミンI: 米糠の抽出物。かつてはビタミンB7とも呼ばれた。
ビタミンJ: カテコール、フラビンまたはコリン
ビタミンL1: アントラニル酸
ビタミンL2: アデニルチオメチルペントース
ビタミンN: チオクト酸(α-リポ酸)
ビタミンO: カルニチン
ビタミンP: クエルセチン、ヘスペリジン、ルチン、などのフラボノイド
ビタミンQ: ユビキノン
ビタミンS: サリチル酸
ビタミンT: テゴチン
ビタミンU: 塩化メチルメチオニンスルホニウム(キャベジンとも呼ばれる)
ビタミンV: ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド